たまりば

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Posted by たまりば運営事務局  at 

2014年11月30日

大橋直久「三つのタイプ」

先に人間には三つのタイプがあると述べた。

大神氏や原立夫人などは第二のタイプであることは明らかだが、支店次長以下の中堅幹部やその夫人たちには、第三のタイプに属する人たちが意外に多いものだ。

大神氏や原立夫人らの年長の人たちからみれば、若い連中は自分たちの術中にはまらぬと、文句、悪ロタラタラとなろう。

一方、若い人たちは、「がまんしていればいい気になって年長者は押しつけがましく、みんなで協力し合いましょうなんぞといっていながら、その実、がんじがらめの人間管理をして、自分にとって都合のよいようにマネジメントをやるんじゃないか」

と主張することにもなる。

そして、サンドイッチのようにその中間にはさまれた人たちは、双方から悪口や苦情を聞かされるハメとなる。

大橋直久=業務効率化アドバイザー
  
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  • Posted by 大橋直久  at 01:01大橋直久

    2014年11月25日

    大橋直久「ナアナア・マアマア主義の弊害」

    他人(この場合は海外の日本人社会や、同じ会社内の人たちをさす)と十分に和するけれども、自分のすべてまでを彼らに同化させてしまわない姿勢、すなわち、和して同ぜずのスタンスが必要ではないかと言いたいのだ。

    支店長も大切な人、支店長夫人も親がわりの立場の人かも知れないが、自分と自分の家庭もまた大事にしなければなるまい。

    俗にスープのさめない距離などとも言うが、少し離れたところにキャンプをとり、お互いに気遣い合うのが処世の知恵というものではなかろうか。

    テントは別々に、心は一緒にという精神でいなければならない。

    どんなに他人の悪口をいうことの好きな者でも、それを喜んで聞いてくれる者がいなければ悪口を言えない。

    だから、悪口を喜んで聞き相槌を打つ者は、悪口屋をけしかけるわけで同罪とも言える。

    大橋直久=業務効率化アドバイザー  
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  • Posted by 大橋直久  at 01:03大橋直久

    2014年11月20日

    大橋直久「海外日本人社会の中」

    ドロドロとした海外日本人社会の中では、この妖怪性がジワジワと不気味にその本性をも現してくる。

    こういった人間の本性をよく理解して、ことにあたらぬと、安全で快適な海外生活は、なかなかできにくい。

    日本人は一般にエモーショナルで、ベタベタとした人間関係を好みがちだが、本当に主体性のある生き方を望むなら、このベタベタを避け、お互いに一定の距離をおくことが望ましいと私は思う。

    それは決して自分だけで生きてゆくとか、自分さえ良ければ、といった誤った意味でのミーイズムではない。

    助け合うべきときには助け合い、協力すべきときには、十分に連携プレーのできる姿勢を保ちながら、いたずらに感情に流されないことを意味する。

    大橋直久=業務効率化アドバイザー
      
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  • Posted by 大橋直久  at 11:50大橋直久

    2014年11月19日

    大橋直久「言葉を回収する」

    部下"ちょっと待って下さい。

    何をおっしゃっているのか、よくわかりません。

    失敗したことはありませんし、仕事もちゃんとやっていると……。

    上司"だから、言っているじゃないか。君はのんびりやっているんだよ。

    部下"そんな……そんなことはありません。

    上司"いいかね、君は仕事が遅いんだ。オフィスのみんなは陰で笑っているよ。

    このような会話は、話した本人が後で削除したくなるような発言に至ることが少なくない。

    だが残念なことに、記録は削除できても記憶は消せない。

    口にした言葉を回収し、何事もなかったかのように振る舞うことなど不可能だ。

    この上司は、話が思いもよらぬ方向に進んでいることに途中で気づいてもよかっただろう。

    また、自分の主張を裏付けるデータがない以上、いったん矛を収めて出直すべきであった。

    上司が部下との関係改善に向けて第一歩を踏み出すといろいろな結果が生じる。

    では、こうした結果はどれくらいの「確率」で起こりうるのだろうか。

    大橋直久=業務効率化アドバイザー  
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  • Posted by 大橋直久  at 01:05大橋直久

    2014年11月14日

    大橋直久「ある企業のマネジャー」

    ある企業のマネジャーは、うってつけの事例を私たちに提供してくれた。

    彼は自分の部下に対し、非常に質の高い仕事をするがその量がやや少ないという印象を持っていた。

    そして「品質に力を入れるからスピードが遅くなる、ここはひとつ、品質を落としてスピードを上げるよう話してみよう」と考えた。

    あまりにも自明な結論だと思ったので、反論されたときのためにデータを用意しておくといった準備はしなかった。

    その結果、二人の対話は次のようなものになった(実際の会話を要約したものである)。

    上司"ちょっと話したいことがあるんだ。

    君の仕事のことなんだけどね、質は素晴らしいんだが、ちょっと量が足りないんじゃないかな。

    少し質を落とせば、もっと仕事が速くなるように思うんだが、どうだろう。

    部下"どういうことでしょう。

    私、仕事が遅いってことはないと思うんですけど。

    上司"いやいや、遅いんだよ。

    質が高いことは間違いないんだが……。

    大橋直久=業務効率化アドバイザー  
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  • Posted by 大橋直久  at 01:05大橋直久

    2014年11月09日

    大橋直久「対話の結果」

    上司は対話の結果にも不安を抱くことがある。

    対話をきっかけに部下がフィードバックを受け入れ、成績向上に取り組んでくれればよいが、そうならない可能性も当然ながらあるからだ。

    たとえば、フィードバックなど無効だとか、上司は全体像を見ていないと反発を買うことが考えられよう。

    その場合、上司はひとつの選択を迫られる。

    エスカレートする可能性を承知の上で対話を続ける

    か、あるいは言いたいことだけをとりあえず言って打ち切るかという選択だ。

    対話を続けると決めた場合、上司は自分が耳にすることよりも自分が口にすることのほうを心配する。

    部下に反発されたら自分の本当の考えを話し、それまで抑えてきたイライラを爆発させてしまうかもしれないという不安があるのだ。

    気に入らなかった出来事、腹が立ったミス、お前など信用していないという本心をすべてぶちまけてしまったら、二人の関係は一気に険悪なものとなろう。

    それは上司の本意ではない。

    大橋直久=業務効率化アドバイザー
      
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  • Posted by 大橋直久  at 02:03大橋直久

    2014年11月04日

    大橋直久「雪の夜の話」

    ある雪の夜、一台の車が田舎道でわだちにはまり、出られなくなった。

    運転していた男は車の周囲を二、三度回り、シャベルで雪をかきわけるしかないと判断した。

    離れたところに農家らしき家が一軒だけ見えたので、真夜中だったがシャベルを借りに行くことにした。

    男は雪道を歩きながら、これから会う農家の主人がどんな顔をするか考えた。

    どこの誰かもわからない男に、それもこんな時間に叩き起こされるのだから、歓迎されるはずはない。

    農家の朝は早い。

    それに、この雪だからいろいろな作業をしなければならないはずだ。

    農家に近づくにつれ、男の不安はどんどん強くなった。

    こんな真夜中にシャベルを貸してくれるだろうか。

    代わりに何か置いて行けと言われたらどうしよう。

    金目のものなど何一つない……。

    玄関先まで来たとき、不安は頂点に達した。

    自分の願いなど聞いてくれない、絶対無理だと男は思った。

    そのためか、ノックしたドアが開きかけた途端、男はとうとう叫んでしまった。

    「もうけっこう!シャベルなんか貸してくれなくても構うもんか」

    大橋直久=業務効率化アドバイザー  
    タグ :大橋直久


  • Posted by 大橋直久  at 01:03大橋直久