2015年04月22日
「スペイン人のリーダーシップ」
スペインにおける理想的なリーダーとは、情け深くワンマン型の人物です。
より参加型のカルチャーからきた人は、自分が確固とした地位を築き決断力がもてるようになるまでは、控えめにしているほうがよいでしょう。
リーダーとして最も尊敬される資質は、勇敢であること、つまりヴァリエンテであることです。
部下と相談して決定を行うことは、弱さを表していると解釈される可能性がありますし、それによって責任を果すというよりは、不安を引き起こすことになるでしょう。
もし部下が上司に問題の解決を求めてきたとします。
また、疑問に対する答えを求めてきたとします。
このような場合には、上司が部下に決定事項について説明したり、あるいは部下が上司に意見やコメントなどを求めてもいっこうにかまいません。
特に若い世代において、誰が仕事上の担当者なのかがはっきりしている場合には、なおさらそういえるでしょう。
権力は地位に自動的にともなうものではなく、部下との人間関係によって決まるものです。
儀式にこだわったり、権限や指示系統にこだわりすぎると、部下はあまり近づいてこなくなります。
忠誠心は人に対するものであり、制度に対するものではないのです。
大橋直久=業務効率化アドバイザー
より参加型のカルチャーからきた人は、自分が確固とした地位を築き決断力がもてるようになるまでは、控えめにしているほうがよいでしょう。
リーダーとして最も尊敬される資質は、勇敢であること、つまりヴァリエンテであることです。
部下と相談して決定を行うことは、弱さを表していると解釈される可能性がありますし、それによって責任を果すというよりは、不安を引き起こすことになるでしょう。
もし部下が上司に問題の解決を求めてきたとします。
また、疑問に対する答えを求めてきたとします。
このような場合には、上司が部下に決定事項について説明したり、あるいは部下が上司に意見やコメントなどを求めてもいっこうにかまいません。
特に若い世代において、誰が仕事上の担当者なのかがはっきりしている場合には、なおさらそういえるでしょう。
権力は地位に自動的にともなうものではなく、部下との人間関係によって決まるものです。
儀式にこだわったり、権限や指示系統にこだわりすぎると、部下はあまり近づいてこなくなります。
忠誠心は人に対するものであり、制度に対するものではないのです。
大橋直久=業務効率化アドバイザー
Posted by 大橋直久
at 12:26
2015年04月10日
大橋直久「イタリアの国際的企業」
企業をコントロールしている政党は、自らの経済力の基盤を弱めることになるので、民営化を抑えようともするわけです。
民間企業の中で他を圧しているのは、ごく一握りの名門一族が所有する国際的企業です。
たとえばフィアットやオリベッティ、ベネトンです。
アニエリやデ・ベネデッティ、ベルルスコー二、ジアルディニといった企業は、コンドッティエリといわれる強力な指導者たちの経営になるものです。
これらは、大きな同族会社といった趣をもっていますので、多くの株主がいて、経営はその道の専門家が担当する、といった企業とは、ちょっと異なります。
たとえばアニエリ家はフィアットだけではなく、通信や建設、そして出版といったさまざまな分野の会社を経営しています。
こういった家柄同士で互いに株をもちあったりしているので、政治的な介入や、外国資本による買収は、やりにくい状態です。
大橋直久=業務効率化アドバイザー
民間企業の中で他を圧しているのは、ごく一握りの名門一族が所有する国際的企業です。
たとえばフィアットやオリベッティ、ベネトンです。
アニエリやデ・ベネデッティ、ベルルスコー二、ジアルディニといった企業は、コンドッティエリといわれる強力な指導者たちの経営になるものです。
これらは、大きな同族会社といった趣をもっていますので、多くの株主がいて、経営はその道の専門家が担当する、といった企業とは、ちょっと異なります。
たとえばアニエリ家はフィアットだけではなく、通信や建設、そして出版といったさまざまな分野の会社を経営しています。
こういった家柄同士で互いに株をもちあったりしているので、政治的な介入や、外国資本による買収は、やりにくい状態です。
大橋直久=業務効率化アドバイザー