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2018年01月17日

「里がえり」

里がえりとは、結婚した新婦が、新郎の家族の一員として、はじめて自分の生家を訪問する儀礼のことです。

これは、地方によって多少差があるようです。

むかしから、結婚式の三日後、または五日後に、新婦はその生家を訪れました。

この日の新婦の服装は、婚家先で新調してくれた、家紋入りの着物とする習慣でした。

これは、家と家との結びつきとしての結婚において、嫁が夫の家族の一員となったことを、実家に披露するという意味がありました。

また、挙式だ披露宴だと緊張がつづいて、心身ともに疲れきった新婦が、まだよくなじめない婚家から一日を解放されて、生家に戻って一息つくようにとの配慮でもあったのでしょう。

現在では、結婚後の三日目、五日目といえば、ほとんどが新婚旅行中ですし、新郎と新婦が二人で独立して新居を構えることも多くなりました。

ですから、こうした大切な習慣も、影がうすくなってきました。



大橋直久=業務効率化アドバイザー



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    Posted by 大橋直久  at 13:10 │マナー



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