大橋直久「聞き手が悪口屋をつくる」

大橋直久

2014年12月10日 01:17

一見平和裡に解決できたようにみえるけれども、その実、のちのちにツケをまわすようなリスクが深く静かではあるが、確実に潜在化してゆくのである。

もちろん船旅を愉快で楽しいものにするためには、客を喜ばせる社交上手で如才ないエンターテイナーも必要ではある。

しかしタイタニック号のように、ひとつ間違ったら氷山に激突するかもしれない危険が充満している環境のもとでは、甲板上のテーブルや椅子の位置をどう並び換えるべきかとか、デッキ上で行われるフロアー・ショーの演出をどうすべきかといった枝葉の問題よりも、もっと本質的である船の安全航海に、乗組員も旅客も、ともども十分なる注意と関心を払わなければなるまい。

風にさからって小便などしようものならズボンが濡れる。

ズボンですめばまだいい

が、下手をすると、顔にまでかかってしまいかねない。

こう書くと読者の皆さんは笑われるだろうが、現実にはこの種のことを平気でやって危険に巻き込まれている日本人が意外と多いのである。

大橋直久=業務効率化アドバイザー

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