大橋直久「超一流の大企業」

大橋直久

2014年12月20日 02:06

日本で世間から超一流の大企業といわれている会社では、どうやら私如きか弱き者に依頼する気などさらさらないようである。

それでも彼等の危機管理が欧米企業並みにできているのなら良いのだが、実状は、国内外を問わず大企業の危機管理能力のなさが露呈している。

考えるに、これは大企業のトップには、サラリーマン根性丸出しの人たちが多いことによると思う。

それにひきかえ、たとえ小たりといえども一国一城の主ともなると、オーナー経営者として確固たる危機意識をもっているトップがかなり多く、自分

のところへ飛んでくる火の粉は、自らの手で消してやろうとする意気込みが強いと思われる。

この辺りが、自分の在任中だけ何とか無事に済めばそれで善しとする、ことなかれ主義者が横行する大企業とはかなり違っているところだ。

他人とは異なったものの見方や考え方をする人間に対し、一方的に異端者とのレッテルを貼り、そういう異能の人物を懐にしないばかりか、逆に死蔵するとあっては、企業の活性化などは言うべくして出来ないだろうし、危機管理などは到底なされないと強調したい。

大橋直久=業務効率化アドバイザー

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