大橋直久「お礼の意味の贈答」

大橋直久

2015年06月16日 10:55

5月の第2日曜日が母の日。

母のある人は赤いカーネーション、ない人は白いカーネーションを胸につけ、お母さんになにかの贈り物をする日です。

もともとキリスト教の行事から来ていて、1914年、アメリカ議会が正式に母の日と制定したものです。

中国の道教の三元の一つ、中元が7月15日で、たまたま仏教の孟蘭盆の中日と重なるために、日本では江戸時代から、祖先を供養するための贈り物をする風習ができました。

この日は商家では、一年のまん中の決算期にあたりもするので、得意先や親戚に、お礼と暑中見舞いとをかねた贈り物をすることにかわってきて、現在の形に定着しました。

この一年中の恩顧に対して、お礼の意味の贈答をします。

期間は12月初旬から20日くらいまでの間に先方に届くように。

江戸時代の風習は塩鮭などのお正月用品が主でしたが、現在は食料品、日用品、趣味の品などの中から、選ばれます。

大橋直久=業務効率化アドバイザー

関連記事