2015年11月16日
大橋直久「研究の主観性・客観性」
子どもの理解を深めるために進められる研究が、「科学的」であろうとする方向へ発展してきたが、その道筋は研究者の主観性の脱却の道でもあった。
物理的な法則を定めるための研究分野では、確かに主観的な判断の偏向を排除しようとする必要があるであろう。
しかし、相互関係の中にあってかかわりつつ進められる実践の研究においては、むしろ実践的な研究の中心は研究に着手した人自身の主観を尊重もし、またその見る目の育ち自体を確実にする必要がある。
研究上の主観性は邪魔になるどころか、かえってそれ自体のありようを高めていく努力が求められる。
今日ではこのようにあらためて研究者の主観と客観の研究姿勢の問題として再認識を迫られているのである。
大橋直久=業務効率化アドバイザー
物理的な法則を定めるための研究分野では、確かに主観的な判断の偏向を排除しようとする必要があるであろう。
しかし、相互関係の中にあってかかわりつつ進められる実践の研究においては、むしろ実践的な研究の中心は研究に着手した人自身の主観を尊重もし、またその見る目の育ち自体を確実にする必要がある。
研究上の主観性は邪魔になるどころか、かえってそれ自体のありようを高めていく努力が求められる。
今日ではこのようにあらためて研究者の主観と客観の研究姿勢の問題として再認識を迫られているのである。
大橋直久=業務効率化アドバイザー
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